こんにちは。ノナカですよ。
今回もハコ通信に掲載されているクリエイターのインタビューをもっと掘り下げて公開していきますよ。
6回目のクリエイターは小園きな様です。
【クリエイター】小園きな様
Twitter:https://twitter.com/242424ch
鉛筆を使用した繊細なモノクロイラストを制作される作家様です。
モノクロならではの魅力とその世界観がとても素敵ですよ。
そんな素敵な作品を作られる小園きな様にインタビューしていきたいと思います!
自己紹介と、実績・経歴や参加展示などの情報を教えてください。
はじめまして。小園きなと申します。
少女の自意識と無意識、夢という名の欲をテーマに主に鉛筆を用い制作を行っています。
関西の即売会を主に活動中。昨年より企画展などの展示活動も開始しました。
※このインタビューは2018年2月27日に行ったものです。
非常に繊細な描写で嫋やかな少女を描かれる鉛筆画が印象深いですが、お好きな鉛筆の硬さやメーカーはありますか?
鉛筆はuniを主に、たまにMONOを使用しています。どちらもオールマイティに使える2Bが特に好きです。
他には人物の影にはH、線画にはHBも好んで使用しています。
たわむ服やひらひらと舞う髪やリボン、纏う草花といったしなやかな曲線がどの絵も綺麗です。特に好きなモチーフはございますか?
まさしく例に挙げていただいたものすべて大好きなモチーフで…!この中だと甲乙つけがたいのですが、
どれか一つ、となると最近は特にリボンが好きです。
纏うだけでぐんと可愛くも美しくもなる魔法のアイテム、結ぶ場所でも意味が変わる。
固く結んだリボンがほどけるときには魔法がとけるように、いろんな解釈ができる素敵なモチーフです。
細密な表現がいつも際立ちますが、表現で気をつかっている箇所はありますか?
布の重なりや髪の毛など、余韻を感じるような空気感と柔らかさ…といいますか、
滑らかさ(曲線の流れ方等)を意識しながら描写しています。
また、一本一本の線をなるべく丁寧に描くように心がけています。
モノクロ画をよく描かれていますが、カラーで描くときと違う難しさや気を付けていること、または楽しい部分などはありますか?
モノクロの場合はカラーでバリエーションを出すことができないので、
どのように違いを出せばいいのかはいつも考えています。
ただ、鉛筆は本当に自由で、テクスチャを貼ったような表現も、
水彩のような滲みも表現の仕方次第で再現ができるのでそこは描いていてとても楽しい点です。
今に至るまでに、自分自身が影響されたもの(作品やアーティストなど)があれば教えてください。
特定の作品ではありませんが昔から好きだった少女漫画や、ファッション誌などでしょうか。
少女漫画からは繊細な描写、ファッション誌からは外見的な要素の影響を受けていると思います。
普段のご活動や制作において大切にされていることはなんですか?
無理をしないこと、好きなものをとことん好きでいることです。
自身の作品で一番気に入っている作品や思い入れの深い作品はありますか?
はじめてすべて鉛筆で描いた作品があるのですが、(それまでは線画はペンで、影の一部を鉛筆で塗っていました)
イラストの投稿雑誌に投稿したところ、大きく載せていただけて…それがとても嬉しくて今に繋がっています。
なのでその時に描いた作品は今も思い入れがとても強いです。
ご自身の目標や夢はありますか?差支えがなければお教えください。
目標や夢とは少し違うかもですが、今までは即売会を中心に活動していたので、
昨年から開始した展示の活動にも今後はもう少し力を入れられればと考えています。
適度に息を抜きつつ、これからも自分のペースを崩さず制作を続けられたら幸せだなと思っています。
質問は以上になります。ご協力ありがとうございました!
ありがとうございました。
儚げで繊細な表現を丹念に描く小園きな様。
今後のご活躍も目が離せませんね。
次回紹介するクリエイターさんもご期待くださいね。
ノナカでした。