名古屋市立大学「工芸祭」
■開催日:2012年10月20日(土)、21日(日)10時~16時
■場所:名古屋市立大学・北千種キャンパス
18世紀半ばイギリスでは産業革命がおこり、資本主義の世界を築き上げてきた。
技術発展と機械と化学が支配する世界で錬金術を体得し、魔術までも体得した魔術師がいた。
Arnold
彼は、アーノルド・ハーキュリーズ・ヒューバート・マッキンレイ。
人は、彼をアーノルドと呼ぶ。
アーノルドは、孤独を愛しており自身が作ったゴーレムに人付き合いを任せて人と一切交流をもたなかった。
いつもどこかにある自身の館に引きこもり魔術や錬金術の研究をしていたという。
そのためアーノルドは次第に人々から忘れ去られてしまった。
時代は経過し、世界は第二次世界大戦下。とある国の山奥で巨大な館が発見された。
廃墟化した屋敷の中には膨大な資料と実験道具、世界各国の珍品が見つかった。
そして館の書斎より白骨化した遺体が見つかった。
その遺体はアーノルドであることが遺書により解った。
実験の失敗により、命を失ったようだったがそれよりも遺書の最後の一文が興味深かった。
「私は死ぬ覚悟で実験をする。
もし私が死んでいたら、この館にある全てのものを若き探究者や魔術師に託そう。
広い世界へ我が歴史を広めるためにも。」
この遺書をさかえに、アーノルドが所蔵していた物は全てオークションなどで売り買いが続き、今でもそれは秘密裏に続いている。
そして、今回はその中でも選りすぐりの品と謳われる物を出品することとなった。
世の魔術師や錬金術師達は、これを是非見るべきだろう。
※設定はフィクションです。
「亡き魔術師の遺品」
亡き近代魔術師アーノルド珍品からメンバーのポストカードなどを販売しました。